〜年末年始
Hoka oneone bondi 6
年末にギックリ腰になり、歩いても地面の凹凸を踏んで腰に痛みが走る状況だったので思い切って購入。前から情報は目にしていたものの、ベアフット歩行かぶれで薄底靴を好んで履いていたので、そのあまりにも厚いソールになかなか購入候補には上がって来なかった。でも履いてみると確かにクッション力が強く、ドタバタしがちな自分の歩き方でも衝撃を吸収してくれる。何よりつま先部分が反っているので親指を踏み込むとソールが前に倒れて、ソールに乗るような形で身体が前に進む。これだけ底が厚いと歩き方がおかしくなるのでは、と心配していたけど、むしろ歩き方が矯正されるんじゃないだろうか。腰痛持ちの人におすすめできそう。
文喫
継続して行くか行かないかは本の品揃え次第と思っていたけれど、そんな心配は杞憂だった。数時間で本を読めるわけがないけど、序論を読んで本の内容にあたりをつけて、気になる部分を読んでいくにはいい場所なんじゃないだろうか。もちろん、世の中には図書館というものがあるので、それで事足りるといえばそうだけど、入場料1500円も払う意識高い層がわざわざ集う場所なので読書環境として過ごしやすいという利点はある。
以下は手に取った本リスト。
- 全体芸術様式スターリン
- アート建築複合態
- R・ヴェンチューリ ラスベガス
- アフターミュージッキング
- ハードウェアハッカー
- 人工知能のための哲学塾
- 僕たちのインターネット史
- ハーフリアル
- 日常に侵入する自己啓発: 生き方・手帳術・片づけ
最近はここら辺に興味がある。
戦前、戦中の文化的状況
岡崎乾二郎「抽象の力」を読んで、その後大塚英志「手塚治虫と戦時下メディア理論」を読んでいるんだけど、戦前の人たちの知的レベルの高さとその事に対する無知さを思い知らされている。
戦前戦中の抽象美術に取り組んだ作家の知能の高さ。雑誌、広告、映画周りに動員されたクリエイターや批評家らがエイゼンシュタインの理論をもとに国のプロパガンダ工作に取り組み、それらを受容した世代の中に手塚治虫らが含まれているという事。悪い場所、思想のないインターネット、と唱えて性急に打ち立てられた独自史観に影響される前に、知られるべき歴史はまだまだたくさんある。
とはいえ二次、三次情報に当たっているだけの自分なんかはその端に触れるだけで、軽く打ちのめされてしまうのだけど。