〜12/11 文喫

 本の検索機はあえて設置しない。ジャンルごとに書棚を分けてはいるが、出版社別や作者の50音順に整理せず、あえてバラバラに並べることで偶発的な本との出会いを仕掛けている。

 陳列で特徴的なのは、ジャンル・カテゴリー分類が非常にシンプルで、細分類やくわしい説明がないこと。平台にも、異なる本を積んだ“山”がドサッと置かれています。「私たちは何かしらテーマをもって選んでいますが、お客様がそのとおりに受け取る必要はないと思っています」「文脈を自由に“喫していただく”というのも、文喫のコンセプトのひとつです」(伊藤店長より)

朝日新聞の方のタイトルが妙な感じだったので別記事でフォロー。大まかなジャンルに分けて、店員が本をキュレーションして並べてるという話だった。

前からビルの上から下まで本が並んでる大型書店なら別に立ち読み代払ってもいいよな、とは思っていたので、文喫のような形態もありとは思うんだけど、1500円は挑戦的なお値段。それだけで本が買えてしまうお値段だからなあ。当てもなく本屋をさまよっておもしろそうな本はないか物色する、という行動はあるけど、それを1500円払ってやれ、と言われると、店も客も貧しいからね…という気持ちになってしまうかも。

とはいえ、本のキュレーションが魅力的で、その本の山を数時間に渡ってちょっとずつ崩して読む、という楽しみ方ができるならいい店なのかもしれない。立ち読み以上したいけど図書館には置いてない本とかも意外とあるので、そういう本がたくさん置いてあるなら行く価値はあるかな。

そういう狙いでここにも行ったことがあって、ここはマンガ喫茶に近いお値段だった。でも期待した程の本の品揃えもなかったので、2回目は行っていない。

でも、やっぱり行って見ないとそういうことはわからない。とりあえずブログのネタとしても一回行ってみようかな。